舛添要一、吠えるだけ

舛添要一

新型ウイルスの死者、イタリアよりもドイツが圧倒的に少ないのは、PCR検査を直ぐに実行したからという指摘。イタリアの例を引いて、PCR検査有害論を説いてきた論者はもう沈黙したほうがよい。科学とは無関係に、安倍政権の失策を批判したら噛みつくパブロフの犬こそ有害だ。

はいはい。現時点での、

  • ドイツの感染者数は 31991 で死亡者数が 149
  • 日本の感染者数は 1140 で死亡者数が 42

これの説明がつかないんだから、PCR やれば死亡者数が少ないとも言えない訳で

ちなみに、ドイツの感染者数が 100名を超えたのが、3/1 、イタリアは 2/23 。感染拡大の始まりに 1週間くらいのズレがある。ドイツの死亡者数が 149 になったタイミングはちょうど 3週分なので、イタリアも同じタイミングの 3/15 で死亡者数を見れば、1809 、確かにドイツの方が少ないんだけど、まあ、日本の比じゃないってことで

ちなみに日本で感染者数が 100 を超えたのは、2/21 の 111 、3週経過した後は 3/13 で 737 、死亡者数は 37 だ。

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ドイツの死亡者数も流れはこんな感じなので、一時的に増えたということもないし、まー色々無理がある

つーか、この tweet がバカな理由は、いくつかある

  • PCR 検査の多い少ないだけを、死亡者数の多い少ないに直結させているところ

他の要因一切無視というのが、もう愚かしい。感染者の爆発的増加は、国全体というよりも、一部の地域が集中的にやられている現状がある。中国で言えば武漢湖北省だろうし、イタリアで言えばロンバルディア州アメリカも NY が異常な増加を見せ、スペインもマドリード周辺がひどい。500~1000万都市が医療崩壊を起こして死亡者数を増やしているのは容易に想像がつく。それでいてその結果を国全体のものとして、さらに国同士を比較するのには、無理がある

  • PCR 有害論は間違いだ

PCR が有害かどうかは運用の方法による。スクリーニングには不向きで、確定診断に使えることが、もう分かっている。なので、全数検査にはまったくの不向きだ。検査母数が増えることによる偽陽性者・偽陰性者の増加が、医療リソースの圧迫・封じ込めの妨害に直結している

  • 政権が云々

これを言い出したら恨み深しのデマゴーグである。税金の使い方が分かってなくてトチってスベっただけの未練たらしい⛔⛔の妄言くらいの扱いだ。偉そうに物事をくっちゃべりたいのなら、自分の立場を辨えよう。現状は、会社勤めは長いけれど家族はおらず、会社とテレビの常識しか頭に入ってないタイプのおっさんが、せっかく相手をしてくれた直後の風俗嬢に世の中の厳しさを説教しているのと同じ程度に愚かしい。悪口は自己紹介である。自分をパブロフの犬と自覚しているのなら、そこらあたりから、よく考え直すといい

どうしても強い言葉を使いたいのなら、家の壁に話しかけるのが、ベストだろう