" 喫煙していれば、新型コロナウイルスに罹りづらい " は次のデマになり得るか

Can smoking prevent novel coronavirus? - Chinadaily.com.cn

新型コロナウイルス感染者の肺炎患者のうち、85.4% が非喫煙者じゃないか! という話

  • 嘘つけ。恣意的にデータの読み方変えるな
  • 煙草売りたいだけのデマ
  • ニコチンに抗ウイルス効果があるという所見やデータはない
  • むしろ害

といった反論も、勿論出ている

加熱式もタバコは「インフルエンザ」の強力なリスク因子だ(石田雅彦) - 個人 - Yahoo!ニュース

喫煙とインフルエンザの関係を調べた研究は多い。すでに、両者の関係が自明のことになって久しいためか、かなり昔の研究も多い

まー、インフルエンザの話だけどね

新型肺炎、たばこで重症化か 男性の致死率、女性の3倍(朝日新聞) - goo ニュース

患者のうち亡くなる割合(致死率)は全体で3・1%。ただ、男性だけでみると4・5%で、女性の1・3%の3倍以上にのぼった。要因ははっきりしないが、その一つとして関連が疑われるのが男性に多い喫煙習慣だ。2010年の調査によると、中国で喫煙習慣のある男性の割合は54%。女性の2・6%と開きがある

はてさて、どういうこったい、という感じ

  • 喫煙者が感染すれば、重症化しやすい。致死率も高まる
  • 喫煙自体が健康を害しているので、健康状態の悪い人の方が、感染しやすい
  • インフルエンザ的には、喫煙は感染リスクを確実に上げる

このあたりは何となく分かる

まあ、でも、仮に罹りづらくなるのだとしても、致死率が上がってしまうのは本末転倒過ぎる気も。うーん。よく分からない。ある一定の喫煙歴の人は、喫煙の効果もあって罹りづらく、逆に一定の喫煙歴を超えると、害の方が大きくなって重症化する、とかなのかなあ。まあ、そんな都合のいい喫煙の効果ってのも、あり得ない感じはする

ニコチンには抗炎症作用があるから、まあ、あれだ、肺炎も炎症だから、吸ってる間は肺炎に効くとか、いや、これこそ素人考えだ。あまりにいい加減過ぎる

逆に言えば重症化すると当然喫煙とは遠ざかる訳で、ますます炎症が進み、助からなくなる、とかか。いやいや、デタラメだなこれも。あり得ない

まー、インフルエンザがダメなやつが、新型コロナウイルスならいいよとか、それもおかしな話な訳で、こういう話が実際どうなのか検討されるのは、まだ先の話になるから、あと、何かしらの予防・治療法を求めてデマが流れるのも、致し方ないかなと

まあ、どうでもいいね。確実な結論が出て、それを裏付ける実態が生まれてから、誰かに話そう